ウイスキーの聖地アイラ島を自転車で巡ってきた – 事前予約編

Pocket

ウイスキー好きなら一生に一度は訪れたい、ウイスキーの聖地と言われるアイラ島。

エディンバラに住んでいた頃、念願のアイラ島へ行ってきました。ツアーではなく、自力でアイラ島を訪れ、最高に満喫した旅になりました。

今回はまず、旅の全体スケジュールと、出発前に行った予約まわりを紹介したいと思います。正直、事前の予約なしにアイラ島満喫は難しいです。

普段は行き当たりばったりな旅も大好きなのですが、アイラ島は人口 3,000人ほどのとっても小さい島。下調べなしで挑んだら、きっと大変なことになっていただろうなと思います。事前予約は必須。


旅のスケジュール

ウイスキー好きの大学の友人と行く女3人旅でした。各日程の詳細は後日書きます。

スケジュール宿泊先
Day 1エディンバラ (11:00) 発 → アイラ島へ
アイラ島 ポートエレン(17:50) 着
歩いて宿へ移動
自転車をレンタル
ディナー@ポートエレン周辺
Kevin’s B&B
Day 2ラガヴーリン蒸留所
アードベッグ蒸留所
ラフロイグ蒸留所
バスでボウモアへ移動
ディナー@ボウモア周辺
タクシーで宿へ移動
Stonefield B&B
Day 3キルホーマン蒸留所
ブルイックラディ蒸留所
ディナー@ポートシャーロット周辺
Stonefield B&B
Day 4ボウモア蒸留所
カリラ蒸留所
ポートアスケイグ (15:30) 発 → エディンバラへ
エディンバラ (22:22) 着

アイラ島への行き方

飛行機もしくはフェリーの二択になると思います。

飛行機

アイラ島とグラスゴー国際空港との直行便が出ています。所要時間は40分。

私の場合は、エディンバラが出発地になるので、エディンバラからグラスゴー国際空港まではバスで3時間弱。朝7時半にエディンバラを出て、 一度乗り換えて、10時半に空港に着くイメージです。

バス citylink

飛行機 Skyscanner

フェリー

スコットランド本土からアイラ島を結ぶフェリーが出ています。本数があまり多くありませんが、なんといっても魅力的なのは乗船料。なんと片道£6.5*。往復で£13。*今は少し値上がり片道£7.05、往復£17.10 のようです。

エディンバラからフェリー乗り場までの行き方は、

Edinburgh Waverley Station → (Train: £11) → Queen Street Station

歩いて7分で乗り換えて、

Buchanan Bus Station → (Bus: £23) → Ferry Terminal

トータルで考えても圧倒的な安さ。フェリーでアイラ島へ行くことに決定。

電車 ScotRail

バス citylink

フェリー Caledonian MacBrayne

アイラ島内の移動方法

アイラ島内の移動方法は4 択。

バス

路線バスを使うことも可能です。朝7時から夕方6時まで運行しています。

が、日曜は運休、停留所も本数も驚くほど少ないです。料金は安いものの、自由度が低いため、正直おすすめはできません。

ちなみに料金は、

ポートエレンからボウモアまで: 片道£2.75、往復 £5.50

ボウモアからアイラ空港まで: 片道£2

ブルイックラディからボウモアまで: 片道£2.60

一日乗り放題チケット: £10

5歳以下の子供は無料

バス Islay Info – Isaly Bus Service

レンタカー

アイラ島のレンタカー会社は2社のみ。台数が少ないので、レンタカー希望の方は絶対予約が必要です。

時間に縛られることなく自由に行動できるレンタカー。とはいえ、アイラ島を訪れる人はウイスキーを楽しむことが目的のはず。当然、飲酒運転になってしまうため蒸留所での試飲ができません。(アイラ島の人曰く、ウイスキー飲んでから運転してる人もいるようですが…本来は当然ダメです)

蒸留所のツアーに参加したドライバーには、持ち帰り用の小瓶を用意してくれるため、宿に戻ってから試飲を楽しめます。

幅が狭く運転に慣れている人ではないと通れないような道も多かったこともあり、運転ブランクのあるスーパーペーパードライバーの私にレンタカーの選択肢はありませんでした。

Islay Car Hire Bridgend

車の受け渡しは、アイラ空港、ポートエレン、ポートアスケイグの3か所から選べます。料金は£45-80前後で借りられる様子。

Cresswell Cars

車の受け渡しは、空港や港など、到着地に合わせて対応してくれる。日本の運転免許があればAT車はレンタルできる。料金はこちら。年齢制限があり、ドライバーは25-74歳であること。

タクシー

ウイスキーも思う存分楽しめて、自由度も高いのがタクシー。ただし、レンタカー同様に台数が限られているため激戦。事前の予約は必須です。

予約方法がトリッキー。オンラインで予約を完了できところが少なく、メールアドレスならまだしも、電話番号だけ載せているタクシー会社もあります。

丸一日もしくは半日タクシーを予約したい場合は事前予約は必須、一部移動でタクシーを利用したい場合は、前日に依頼する、もしくは当日直前に電話でお願いし気長に待つ、というスタイルが一般的なようでした。

いくつもメールで一部移動の予約をしようと試みましたが、直前に終日希望の予約があればそちらを優先するから今は確約できない、との返事がありました。アイラ島でのタクシーの需要は高く、台数も少ないとなれば、そのような対応となるのは納得ですね。

Islay Taxis

Lamb Islay Taxi

Bowmore Taxi Service

Bruichladdich Taxis

Jims Taxi Bowmore

Bauld’s Private Hire

タクシー Islay Info – Islay Taxi Service

自転車

私が最終的にメインの移動手段として選んだのが、レンタサイクル。これが大正解。もう本当に楽しかった。

蒸留所で美味しいウイスキー堪能して、羊やハイランドカウがのんびりと過ごす、自然いっぱいのアイラ島を自転車で巡る贅沢な時間でした。

B&Bが自転車を貸し出しているところもあるので、確認してみるのもよいかも。

Islay Cycles

ポートエレンにあるレンタサイクル。事前にメールで予約し、ここで自転車3台借りました。一般的な大人用の自転車は、一日£20。レンタル可能な自転車の種類はこちらで確認できます。

Islay E-Wheels Port Ellen

ポートエレンにある電動自転車が借りれるレンタサイクル。料金は一日£30 で、基本的にはポートエレンでの受け渡しになりますが、3台以上借りる場合は指定の場所まで届けてくれる。レンタル可能な自転車の詳細はこちら。16歳以上の年齢制限あり。

Port Charlotte Bike hire

Port Charlotte Hotelの反対側にあるレンタサイクル。料金は一日 £15、以後一日延長につき£10。一週間の場合は£75。営業時間は9時から18時まで。大人用の自転車のみ取り扱っています。 Webサイトはなく、電話番号は+44 (0) 1496 850 488。

宿

宿泊先の事前確保、これめちゃくちゃ重要。

8月というとってもいい時期だったこともあり、あちこちに問い合わせてなんとか予約できた状態でした。

予約希望のメールを送ると、

「ごめんね、私はもう予約でいっぱいで部屋があいてないけれど、もしかしたら彼の家なら空いてるかも。このメールアドレスに連絡してみて!」

みたいな連絡が返ってくることが結構ありました。予約に手間がかかるけれど、アイラ島の人たちの繋がりを感じて、訪れるのがより楽しみになりました。

私が最終的に泊まったのは、まず Stonefield B&B。一人一泊£50。部屋もきれいで、朝食付き。ホストのVivianは、蒸留所の情報も事前に送ってくれたり、自転車も一日£20で貸してくれたりと、親切に対応してくれました。

もうひとつは、KevinがやっているB&B。実はここ、Webサイトに掲載されておらず、Eilidh’s Guest House に空室状況の問い合わせをしたところ、Kevinなら泊めてくれるかも、と連絡先を教えてもらったところ。早速メールをすると、部屋空いてるよとの返事。朝食付きで一人一泊£40。到着後に話を聞くと、どうやら以前はB&Bをやっていたけれど、今はやっておらず、友人が困っている時だけたまにゲストを泊めているようでした。

このリストを参考に、片っ端から空室状況をメールで問い合わせて予約しました。結果的にホテルには宿泊しませんでしたが、アットホームな雰囲気のB&Bで素敵な時間を過ごせました。

ウイスキー蒸留所

蒸留所ツアーは、事前の予約をおすすめします。お目当ての蒸留所があればなおさらですが、繁忙期だとより予約が取りにくくなるそうなのでお早めに。

ちなみに、蒸留所ツアーをもし予約できなかったとしても、テイスティングやショップは入れます。ツアーに参加しなくても、スタッフの方々が丁寧に説明してくれることもあるので、十分に楽しめます。

islay map, islay whisky
アイラ島 ウイスキー蒸留マップ ( 画像出典: Tomoka Spirits Boutique )

Bunnahabhain (ブナハーブン)

Caol lla (カリラ)

Kilchoman (キルホーマン)

Bruichladdich (ブルイックラディ)

Bowmore (ボウモア)

Ardbeg (アードベッグ)

Lagavulin (ラガヴーリン)

Laphroaig (ラフロイグ)

*Port Ellen (ポートエレン) 蒸留所は、1983年に閉鎖され、その希少価値の高さから幻のウイスキーとも呼ばれています。そのポートエレンがなんと2021年に再稼働予定。いつか必ず訪れたいな。


今回は、ウイスキー愛好家なら誰しも憧れるウイスキーの聖地、アイラ島を自力で訪れ満喫するために欠かせない、事前予約についてご紹介しました。

アイラ島がいかに素晴らしかったか、旅の詳細についてはまた書きたいと思います。

Pocket

ウイスキーの聖地アイラ島を自転車で巡ってきた – 事前予約編」への2件のフィードバック

コメントは受け付けていません。

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る